内臓との関係
聴覚過敏や耳鳴りは、鼓膜の炎症や内耳・中耳などの耳の病気からくるものだけではありません。
血圧の状態やストレスや疲れなどで起こる場合もあるのです。また、飛行機やダイビング、山登りなどでおこるような気圧の変化などの外的条件も原因としておこる場合もあります。
整体法などを用いる東洋医学では、耳鳴りを単に耳の周辺からくる病気と考えるのではなく、耳鳴りが起こる原因は全身の活動のために必要となる基本物質(精・気・血・津液など)が不足することによってであると考えられています。
そのため、耳鳴りといっても食生活や生活習慣の見直しなどをアドバイスされることも多いですし、整体法を用いて全身のゆがみを直して血行をよくし、内臓を元気にしていくことで自律神経などの活動にも安定性がでるようにしていきます。
つまり耳と全身=内臓との関係は深い繋がりがあり、聴覚過敏や耳鳴りが出始めたときには内臓との関係も意識することも大切なことなのです。
現代ではストレスも多いことでしょうし、飲酒や喫煙、睡眠不足や過労などで内臓に負担がかかってしまうことも多くあると思います。
そこから精神的な面で不安定になることもありますし、もちろん成人病などの疾患を患うこともあるでしょう。
これによって耳鳴りの症状が現れる場合もあるので、まずは元気を取り戻すことをおこないましょう。
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