突発性難聴の指圧
突発性難聴は突然、耳が聴こえなくなる原因不明の病気ですが、発症した人の多くはストレスや疲労を抱えているケースがみられます。突発性難聴は感音難聴の一種で、 振動を音に変換する内耳の血管が収縮したり狭まったりしたことで、血液循環がうまくいかなくなり耳が聴こえなくなるケースと、はしかやインフルエンザなどのウイルスが内耳に入り込んで聴こえなくなるケースが有力な説とされています。 聴覚過敏 突発性難聴は聴力回復が期待できるのは発症後一ヶ月以内で、それ以降は回復が望めない場合が多いためできるだけ早期に治療を開始することが望まれます。軽度から中等度の場合はステロイド剤の投与が行われます。 突発性難聴の治療中は安静第一といわれるため、入院での治療が望ましいです。高度難聴には、頸部にある星状神経節を麻酔薬で一時的に麻痺させて、 内耳へ流れる血液を増やす星状神経節ブロックや、高圧酸素タンクのなかで高濃度酸素を吸入する高圧酸素両方が行われます。突発性難聴はストレスが原因であるケースが多いことから鍼灸指圧治療も有効とされています。 突発性難聴の患者に見られる胸鎖乳突筋の緊張を指圧でほぐすことで内耳への血行をよくし、治癒につなげることができます。
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