頭鳴りの種類はこうして分けられる!
通常、音は耳から聞こえてくるものですが、頭のなかで鳴る感覚がする症状も見られます。頭鳴りと呼ばれるもので、主な音の種類として、カーンと金属を鳴らすような感じや、キーンとする、サーというものだったりと、まるで耳鳴りの音のようにも聞こえてきます。 人によって鳴る場所に違いがあり、後頭部の付近から聞こえる、または頭頂部付近から鳴り響く、おでこの部分やこめかみの周辺など、頭部であれば割とどこでも鳴り響くのが特徴的です。全体に聞こえる場合や片頭痛のように片側だけに鳴り響く人も存在します。 さらに、鳴るタイミングも種類があります。しばらく鳴り止まないものがありますし、一時的な症状で終わってしまうことも少なくありません。一時的なものであればさほどストレスに感じませんが、継続して鳴り響くと気になってしまい、精神的な苦痛を伴うことで不眠や食欲の低下などの別の問題の原因になってしまいます。 頭鳴りの原因の種類として、一応2種類が疑われている状態です。現時点では頭鳴りの原因が解明されていませんので、断定することはできず、あくまでも疑いの領域でしかありません。 まず、脳の異常が疑われています。脳の機能が正常に働かなくなり、頭鳴りの発生を引き起こすとされていますが、側頭葉の聴覚野の異常が考えられています。もう一つ、脳血管障害も疑われています。脳に届く血液の量が低下することで、頭の中で異様な音が聞こえるというものです。 もう一つが、耳の機能の異常です。耳には音を取り込む機能が備わっていますので、関連性が深いとされています。耳の内部に炎症ができる病気がありますが、炎症によって腫れあがり、耳管が狭くなってしまうことで空気の流れが滞り、音を正常に脳へと伝えられなくなるのが原因として疑われています。 治療を受けるとするなら、まず耳鼻科で診てもらうのがよいでしょう。検査の結果、脳の異常が疑われるなら、 脳神経外科や神経科を受診するのがおすすめです。 頭鳴りには漢方が効く!?
頭鳴りは、頭の中や、頭の周辺で音が鳴っているように感じる症状です。主に後頭部やこめかみ、おでこなどに感じる場合が多くあるのが特徴です。一時的に音が鳴る場合や、持続的になる場合があります。 長く続く場合には、食欲不振や不眠を引き起こす可能性があります。頭鳴りの音は、金属を叩いたような音色が特徴です。頭痛や目眩を伴うこともあります。 頭鳴りが起こる原因は耳鳴り同様、ストレスや血管機能の低下、脳の栄養不足、脳の慢性的な興奮や突発的な興奮など、様々な種類が考えられます。また、首の凝りや肩凝りがひどい場合には、脳への血流が慢性的に悪くなるため、起こる場合があります。 下半身への血流も悪くなり、冷えが生じます。この場合には、血液の循環を良くしてリンパの滞りを解消すると、治る場合があります。頭鳴りの治療法は、原因によって異なります。ストレスが原因の場合にはカウンセリングで効果を実感できる場合があります。 栄養不足が原因の場合には、不足している栄養素を補給し、改善を促します。病院では、耳の異常による頭鳴りなのか、頭に異常があるのかを調べるため、血液検査や脳波の測定、CTなどを使用して検査を行います。 脳に異常がみられない場合や、頭痛や目眩が同時に起こる場合、安定剤や睡眠薬での改善が見込めない場合には、漢方薬が効果的にはたらく場合があります。頭鳴りの原因が水分代謝の乱れ、加齢によるもの、風邪や中耳炎から症状がでるもの、精神薬服用後に起こる場合などは、身体が本来持っている免疫力を高め、自己治癒能力をサポートすることが大切です。 自分にあった漢方薬を処方してもらうことで、完治する場合もあります。漢方薬は、継続して飲むことで効果を実感できる場合が多くありますので、身体にあっていると感じた場合には、一定期間続けて飲むことをおすすめします。漢方薬を処方してもらう際には、服用している薬がある場合には予め伝えておきましょう。 病気のサイン?頭鳴りの原因と治療法
頭鳴りは耳鳴りのように頭の中で金属音のような、雑音のような音がする症状の事を指します。耳鳴りの場合は、内耳が原因のことが多く、メニエール病や突発性難聴、滲出性中耳炎といった病が引き金になっていることがあります。 頭鳴りの場合は、これらの病気が原因で引き起こされるときと、脳の神経が過敏になって起きる場合とがあります。ストレスなどによって脳が興奮状態になっている場合にも起こりやすいですが、メニエール病や突発性難聴に付随する耳鳴りもストレスが影響している可能性があるので、耳鳴りと頭鳴りを区別することは難しくなっています。 頭鳴りの治療法としては、薬物療法、心理療法、音楽療法、運動療法などがあります。血液検査や聴覚検査、脳のCT検査などを行い異常がない場合は、ストレスによる自律神経の乱れが影響していることもあるので、生活改善にむけた指導も行われます。 自律神経は心臓を動かす、汗をかくといった無意識の行動をする際に使われているもので、自律神経が乱れると血流がわるくなり、体の隅々まで栄養や酸素が行きわたらなくなります。その結果、体は冷えたり、頭痛や耳鳴り、頭鳴りが起きる様になります。 自律神経を整えるには、3食きちんと食べる、規則正しい生活を行う、栄養素に気を付けて食事をする、睡眠をよくとる、湯船につかる、といった方法があります。体の冷えを取り除くことで、頭鳴りも改善することがあるので、漢方薬を併用したりツボ押しを行ったりしても良いでしょう。 頭鳴りは寝る前や物事に集中している時は起きにくいです。一度気になると長い時間気になってしまうので、できるだけ注意を他に向けることも大切になります。 音楽療法は好きな音楽を聴くことで気持ちがリラックスするように行われますが、頭鳴りの場合は耳に響く音があり、それが引き金となって雑音になってしまうこともあります。自分にとって心地よい音を探すことが大切になるので、療法士と相談しながら見つける様にしましょう。
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